~「お任せ」をやめれば、歯科治療はもっと安心・快適になる~
大阪・住吉区に「南歯科診療所」という歯医者さんがあります。「南さん、ひょっとしてご親戚ですか?」とよく聞かれるのですが、実はその通り、正真正銘の親戚なんです。
「身内に歯医者さんがいるなら、歯のケアは完璧なんでしょうね」 そう思われるかもしれませんが、とんでもない! 実は私自身、歯磨きがあまり得意ではありません。特に食後のデンタルフロス(ワックス)などの細かいケアなんて、正直に言うと大の苦手です(笑)。
でも、そんな「歯医者の親戚だけど、ケアは苦手」な私だからこそ、患者さんが感じる「面倒だな」「怖いな」という気持ち、痛いほどよく分かります。
今回は、そんな私が一人の患者として経験し、考えた「歯医者さんにかかる上で、これだけは知っておいてほしい!」というポイントをまとめました。 ぜひ、参考にしてみてください。
Step 1. 【伝える力】不安は「治療前」にカミングアウトする
診察台に座ると緊張してしまい、本当は怖いのに「大丈夫です」と言ってしまう……。これが最も避けるべきパターンです。 良い治療は、患者さんのリラックスした状態から始まります。以下の項目に当てはまる場合は、問診票に書くか、治療が始まる前にハッキリ伝えましょう。
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痛みに弱い: 「とにかく痛いのが苦手です。麻酔をしっかり効かせてください」
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音が怖い: 「削る音が怖いので、いきなり始めずに声をかけてください」
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嘔吐反射がある: 「器具が奥に入るとオエッとなりやすいです」
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時間がない: 「今日は〇〇時までに出たいです」「通院回数を減らしたいです」
★ポイント: 「こんなことを言ったら面倒な患者だと思われるかな?」と遠慮する必要はありません。プロの歯科医師や衛生士にとって、事前に情報をくれる患者さんは、むしろ「治療計画を立てやすいありがたい存在」なのです。
Step 2. 【聞く力】「ゴール」と「予算」の主導権を握る
治療が始まってから「いつ終わるんだろう」「いくらかかるんだろう」とモヤモヤするのは、精神衛生上よくありません。 治療の全体像(地図)を最初に確認することで、納得して通院できます。
必ず確認したい「3つの質問」
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「今の私の歯は、どんな状態ですか?」(現状把握)
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「あと何回くらい通えば終わりますか?」(スケジュールの見通し)
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「今日はいくらくらいかかりますか? 次回は?」(費用の不安解消)
また、被せ物や詰め物をする際は、「保険適用内で」あるいは「費用がかかっても長持ちする素材で」など、予算の希望を先に伝えることも立派な「患者力」です。
Step 3. 【通う力】「美容院感覚」にスイッチする
治療が終わった時、先生に「もう来なくていいですよ」と言われたら、それは少し古いタイプの歯医者さんかもしれません。 現代の歯科医療の常識は「治療終了=予防(メンテナンス)のスタート」です。
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意識改革: 歯医者さんは「工事現場」ではなく、エステやジムのような「メンテナンススポット」と考えましょう。
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予約のコツ: 治療が終わったその日に、3ヶ月後の検診予約を入れてしまいましょう。「予約があるから行く」という強制力を味方につけます。
私のようにケアが苦手な人ほど、プロに任せるのが一番! 痛くない時に行き、ピカピカにしてもらい、気持ちよく帰る。この「快感」を知ることが、最強の予防です。
最後に:相性は「育てていく」もの
最初から100点満点の歯医者さんに出会うのは難しいかもしれません。 しかし、あなたが勇気を出して「こうしてほしい」「ここが不安だ」と伝えることで、医師側の対応も変わり、あなたにぴったりの「かかりつけ医」に育っていくことも多いものです。
自分の体の一部である「歯」を守れるのは、最終的には自分自身しかいません。 まずは次回の受診で、「実は、痛いのが苦手で……」と一言伝えることから始めてみませんか? その一言が、一生のお付き合いの第一歩になるはずです。
